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佐賀市西田代にシェアハウス 佐賀大生が運営、温かいだんらんの場目指す

「シェアハウスだん」運営責任者の小島翔太さん(左から2人目)と住民たち

「シェアハウスだん」運営責任者の小島翔太さん(左から2人目)と住民たち

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 佐賀市郊外に7月10日、「Share house(シェアハウス)だん」(佐賀市西田代1)がオープンした。

リビングで交流する住民とゲスト

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 佐賀大学教育学部4年の小島翔太さんが運営責任者を務める同施設。2015年に友人が市内に開設したシェアハウスの運営メンバーに加わり、住民やそこに集まる仲間と互いを高め合える環境に魅せられたという小島さんは、同施設閉鎖後にアルバイト先の社長が所有する物件の紹介を受け、新たなシェアハウスを開いたという。「自分がシェアハウスを始めることになるとは思っていなかったが、仲間と良い影響を与え合える楽しい空間を作りたいという気持ちはあり、社長がそれを後押ししてくれた」と振り返る。

 コンセプトは「『あたたかさ』=佐賀を思い豊かさを育む空間、『だんらん』=生活レベルが高く住みやすい空間、『広げる』=その空間が地域を超えて豊かになる」。小島さんは「私は県外出身だが、仲間の地元愛に触れて私も佐賀に愛着を持つようになった。温かいだんらんができる心地良い居住空間で豊かな時間を過ごし、その豊かさを地域の外にも広げられる拠点にしたい」と話す。施設名はだんらんの「団」や温かさを表す「暖」から名付けた。

 シェアハウスは2階建ての家屋で、1階にはキッチンのほか、住民の食事やだんらんに使う16畳のリビングとイベント会場やゲストルームとして使う16畳の和室を備える。2階にある8畳の居室4部屋と4畳の居室1部屋は小島さんと学生など5人が生活する。

 小島さんは「オープン以来、いろいろな人が遊びに来てくれたり、地域の方々に親切にしていただいたり、交流の輪が広がりつつある。今後もゲストを招いたりイベントを開いたりしながら、住民や地域の皆さんと『温かいだんらん』でコミュニケーションを深め、ずっと続いていくような関係性が生まれる出会いの場にしたい」と話す。

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