JR佐賀駅北口近くに県産野菜を使った総菜店「Salad bar alotta(サラダバル アロッタ)」(佐賀市神野東3、TEL 0952-37-6477)がオープンして1カ月がたった。
司法書士事務所を経営する古川麻由美さんが、同事務所があるビルの一角に6月18日、オープンした同店。古川さんによると、佐賀県中小企業家同友会が主催する経営者のための勉強会に参加する中で、地元の若手生産者が熱心に学ぶ姿勢に刺激を受け、「佐賀県産野菜の販路開拓の一助となりたい」と考えたことが開店のきっかけという。
古川さんは「普段の運動と合わせて野菜中心の食生活にしたことで自身の体が変化した経験もあり、野菜には思い入れがあった」と話す。
「松本農園」(鹿島市)などの契約農家を始め佐賀県産野菜を使った商品ラインアップは、「季節のねばねばサラダ」(1グラム=2円)、「アロッタポテサラ」「季節の野菜で作ったコールスロー」「鶏むね肉のアロッタ唐揚げ」(同3円)、「アロッタコロッケ」(1個=80円、以上税別)、「惣菜で作ったお弁当」「日替わりランチボックス」(日替わりスープ付き、小=600円、大=700円)、「アロッタ名物やみつき手羽餃子」(1個=230円)など。ご飯は、「白米の26倍の食物繊維が含まれている」(古川さん)というもち麦を混ぜた物を使う。電話注文にも対応する。
古川さんは「スタッフたちと一緒に毎日、味をチェックしている。保存料を使わず作る野菜の総菜は時間の経過や切り方で味が変化する。野菜のデリケートさをあらためて知った。調理法なども工夫を重ねている」と話す。「今後は、季節の食材を前面に打ち出すなど、旬を意識した展開を図っていきたい。ホテルが近くにあるので、県外の人にも佐賀野菜のおいしさをアピールできれば」とも。
営業時間は11時~19時。土曜・日曜・祝日定休。