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佐賀県立美術館で「グググッ!!グリコ展」 江崎利一のアイデアやグリコの歴史に焦点当てる

「グリコ」パッケージのデザインの変遷を紹介するパネル

「グリコ」パッケージのデザインの変遷を紹介するパネル

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 佐賀県立美術館(佐賀市城内1)で7月21日、特別展「グググッ!!グリコ展 -佐賀に生まれた創業者 江崎利一の想いに迫る-」が始まった。主催は佐賀県、サガテレビ、佐賀新聞社。

開催初日のテープカットの様子。山口祥義(よしのり)佐賀県知事(中央左)のほか「江崎グリコ」の江崎勝久代表取締役社長(中央右)も駆け付けた。

 1882(明治15)年に佐賀県神埼郡蓮池村(現在の佐賀市蓮池町)で生まれ、「江崎グリコ」を創業した江崎利一。明治維新150周年に合わせて、菓子販売にかけた思いや創意工夫を展示、紹介する。佐賀県文化課芸術担当の村山毅さんは「大阪に本社があるためか、グリコの創業者が佐賀出身だと知らない人が県内でも多い。佐賀から日本を代表する菓子メーカーが生まれたことを多くの人に知ってもらいたいと考え、企画した」と話す。

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 同展では、江崎の幼少期、カキに含まれるグリコーゲンを栄養菓子として世に出したハート型キャラメル「グリコ」開発の歴史、江崎が力を入れたオリジナル広告の制作秘話、創業者としての創意工夫を説いた「江崎語録」などを6つのコーナーに分けて紹介。「グリコ」のおまけとして知られる「おもちゃ」約500種類を全て展示した「おもちゃトンネル」や、当時「グリコ」の販売に使われていた「映画付き自動販売機」のレプリカ、大阪道頓堀にある広告塔のデザインの変遷を紹介したジオラマも展示する。「グリコのおかしなお菓子たち」ブースには、江崎グリコが発売している菓子を巨大化させたようなユニークな展示物も。期間中は展示にまつわるクイズラリーのほか、「デコポッキー作り」や「一粒300メートル体験」も開催する。

 村山さんは「『江崎グリコ』自身が主催する巡回展や江崎記念館での企画展とも違い、ゼロから作り上げた企画展だということもあり、どのような構成で展示を組み立てるかにとても苦労した。『江崎グリコ』の全面協力のもと、完全オリジナルの企画展を無事に作り上げられたことに感謝しかない」と話す。「夏休み期間中に開催することもあり、子どもたちにも楽しく学んでほしいと思い、展示内容を考えた。江崎が自分の頭で考えに考え抜いてアイデアを生み出す姿には、大人も子供も新たな発見があるのではと思っている。ぜひ慣れ親しんだグリコの歴史から、たくさんのことを感じて、学んでほしい」とも。

 開館時間は9時30分~18時。入館料は600円。高校生以下、障がい者は無料。9月2日まで。

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