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佐賀・宗政酒造がクラフトビール新商品 佐賀県産くだもの「ゲンコウ」とトウガラシ使う

「MUNEMASA PLUS ONE NO.1」をPRする宗政酒造の山崎耕造社長(右)と佐賀県の山口祥義知事(左)

「MUNEMASA PLUS ONE NO.1」をPRする宗政酒造の山崎耕造社長(右)と佐賀県の山口祥義知事(左)

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 宗政酒造(有田町戸矢乙)が5月14日、「MUNEMASA PLUS ONE NO.1(ムネマサ プラスワン ナンバーワン) 佐賀県産ゲンコウ&唐辛子」の販売を始める。

「MUNEMASA PLUS ONE NO.1佐賀県産ゲンコウ&唐辛子」とゲンコウ

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 大麦焼酎「のんのこ」や清酒「宗政」などの製造販売、体験施設「有田ポーセリンパーク」を運営する同社。新たにビールブランド「MUNEMASA PALACE BREWERY(ムネマサ パレス ブルワリー)」を立ち上げ、2016年には佐賀県産麦芽100%で仕込んだ地ビール「NOMANBA(のまんば)」を販売した。

 今年4月の酒税法改正でビールに果実や一定の香味料を加えられるようになったことから、佐賀県産の果実やハーブなどを使ったオリジナルクラフトビールを開発。第一弾商品として、佐賀県産ピルスナー麦芽とホップに玄界灘にある馬渡島(まだらじま)に自生しているという香酸かんきつ類「ゲンコウ」とトウガラシを使ったビールを開発した。

 同社酒類事業部の和田真司さんによると、ゆずこしょうとは違う、ゲンコウのさわやかな香りとトウガラシのピリリとした辛さが特長で、20~25度のやや高めの温度で発酵を行う「上面発酵」という醸造法でフルーティな香りの味に仕上げたという。

 和田さんは「佐賀県にしかない果実、ゲンコウの香りの良さをいかに引き出すかに苦労した。今後、うれしの紅茶やレモングラス、さがんルビーなど佐賀県産のさまざまな果実やハーブを使ったビールも展開していきたい。地元産素材を使ったビールで地元の人にあらためて地ビールを楽しんでもらうきっかけを作りたい」と意欲を見せる。

 価格は1本(330ミリリットル)=600円。サガテレビ1階の「JONAI SQUARE(ジョーナイスクエア)」(佐賀市城内1)、「地酒処 山田酒店」(赤松町)で販売する。

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