佐賀県庁近くの「stool coffee(スツール コーヒー)」(佐賀市城内1)が3月31日、「佐賀牛ドライカレー」の提供を始める。
店主の平尾富美夫さんが営む同店はカウンター10席の小さな店。「自分で店をやるつもりはなかった」という平尾さんは、散歩中に空き物件となっていた現在の店舗と出合った。喫茶店で働いていた時にコーヒーやドリップについて学び、その後自分で焙煎(ばいせん)を学んだことを生かせると思い、2016年7月に店を開いた。
定番メニューの「チキンカレー」「グリーンカレー」に加え、「佐賀産を味わってもらえるカレーを提供したい」と「佐賀牛ドライカレー」を新たに考案。佐賀牛を使ったカレーに伊万里の黒米、佐賀県産玉ネギを使ったフライドオニオンと季節に応じた富士町の野菜を合わせ、三瀬村の養鶏場「旅をする木」の半熟卵をのせる。「以前提供していた、キーマカレーよりも、さらに汁気をなくして佐賀牛を加えたことで、オリジナリティーあるカレーに仕上がった」と平尾さん。
「肥前さが幕末維新博などで来られる県外からお客さんに『佐賀牛』で反応してもらいたい。今後、反応を見ながら、ドライカレーのテークアウト商品なども考えていきたい」とも。
価格は1,500円。当面は土曜・日曜の週末に1日10食限定で提供する。営業時間は11時30分~15時、17時~20時(土曜・日曜は11時30分~18時30分)。月曜定休。