居酒屋「新時代 佐賀駅北口店」（佐賀市駅前中央1、TEL 0952-37-3397）が1月11日、JR佐賀駅北口「佐賀駅前ノースフロントビルディング」1階にオープンした。

居酒屋「新時代」看板メニューの揚げ皮串「伝串」

　「新時代」は、ブラジルでプレーした元プロサッカー選手の佐野直史さんが経営する「ファッズ」（名古屋市東区）が手がける同社の主力業態で、全国に約100店舗を展開する。佐賀県初出店となる同店は、佐賀市内などで焼き肉店「牛角」をフランチャイズ運営する「中尾ボデー」（鹿島市浜町）の関連会社「リリー」（同）がフランチャイズ経営する。社長の中尾泰祐さんは「コロナ禍を経験し、企業継続のためには複数事業でリスク分散の大事さを感じた。東京で新たな業態をリサーチする中、『新時代』の店が常ににぎわっていたことに注目し、名古屋の本社にアポを取り、出店希望を申し出て、ようやくオープンにこぎ着けた」と振り返る。席数は72席。

　看板メニューは、一度揚げて「余分な」油を落とした鶏皮に高麗人参（にんじん）をベースにした甘辛いたれを付け、主成分が大豆のスパイスをかける揚げ皮串「伝串（でんぐし）」（1本55円～36本1,980円）。ほかに、冷凍せずにチルドで店に届く国産親鳥を使う炭火焼き「どる焼き」、利用客が混ぜて完成させる「面倒くさいポテトサラダ」（以上528円）、一般的なものよりのりを10倍使っているという「海苔（のり）10倍磯部揚げ」、ブランド卵の黄身を添える「肉汁月見つくね」（以上385円）など。ドリンクは、ジョッキも含めて総重量2キロという「1リットルのメガハイボール」（495円）などを用意する。

　中尾さんは「『新時代』にしかない『伝串』はじめとした料理の質はもちろん、スタッフの笑顔での接客対応で元気がもらえる店づくりを目指したい。軌道に乗る中で佐賀や福岡への出店も見据えたい」と意気込む。

　営業時間は17時～翌1時。