佐賀駅の「駅名標NFT」の無料配布を9月12日、JR九州が始めた。
同社は5月、NFTをコレクションや売買のためのコンテンツだけではなく、地域を訪れる、列車・バスなどの交通関連や商業・宿泊施設などの利用に対して「記念」「証明」としてNFTを配布しすることで、新しい価値提案をしていく「JR九州NFT」プロジェクトを始めた。販売商品の第1弾として7月から、博多駅から佐賀駅を経由し、長崎駅まで運行する同社の特急「かもめ」の歴代車両をNFTで販売している。
今回配布する「駅名標NFT」は、現地を訪れる「記念」「証明」として初めて展開するもの。NFTに「難しそう」というイメージを持っている人にも気軽に体験してもらう機会にと無料配布する。配布駅は佐賀駅のほか、博多駅、香椎駅、黒崎駅、小倉駅、長崎駅、熊本駅、大分駅、宮崎駅、鹿児島中央駅の10駅。スマートフォンの主要ブラウザに対応しており、専用アプリは不要。
佐賀駅では、改札口近くに受け取り用QRコードを設置。同駅ホームにつり下げられている、県の鳥「カササギ」や同駅の駅番号「JH08」が描かれた駅名標を受け取れる。今回配布する10種類の「駅名標NFT」を全て集めると後日、「スペシャルNFT」を進呈する。
配布は10月31日まで。