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佐賀・白山商店街にシェリーダイニング「ラチカ」 5年ぶりに同じ場所に再出店

「La Chica SHERRY DINING & COCKTAIL LABO」店主の吉川弘之さん

「La Chica SHERRY DINING & COCKTAIL LABO」店主の吉川弘之さん

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 バー「La Chica SHERRY DINING & COCKTAIL LABO(ラチカ・シェリーダイニング&カクテルラボ)」(佐賀市白山2)が白山商店街にオープンして2月6日で1カ月がたった。

スペイン国旗を掲げる「La Chica SHERRY DINING & COCKTAIL LABO」入り口

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 店主の吉川弘之さんがかつて同所で営業したバーを1月6日、店名同じく5年4カ月ぶりに開いた。吉川さんは、自身が勤めていた「Bar Rita」を買い取り、2007(平成19)年に独立。2010(平成22)年に店名を「ラチカ」に改め、7年半営業。途中、2014(平成26)年から2年間、客船「にっぽん丸」で船上バーテンダーを務めるなどして腕を磨いてきたが、2017(平成29)年8月に休業した。吉川さんは「当時、店は盛況で、お客さまを迎える席がないことで断ることが多くなり、移転を考え出したころ、空調機器・冷蔵庫などの機材トラブルが重なり、修理ではなく営業形態を改めるために休業を決めた」と振り返る。

 吉川さんはその後、NPOのスタッフや市内のバー店長など経験。昨年秋に再開の準備を始め、物件を検討する中、かつて営業していた物件が空いていると聞き、見学したところ、当時のカウンターや酒棚など多くの備品がそのまま残っていたことから同所での再出店を決めた。「大家さんからも再出店を歓迎してもらえて、ほっとした」と吉川さん。

 席数はカウンター6席。かつての店で使い、温度管理しながら保存してきた酒やグラスなども並べた。シェリーをメインに、スペインワインやウイスキー、季節ごとに佐賀産フルーツを使ったカクテルなどを提供。スペイン産生ハムも用意する。今後は料理の提供再開も目指すという。

 吉川さんは「店の入り口にスペイン国旗を掲げていて、かつてもやっていたことを思い出してもらい、『何やっているの?』と来店していただくお客さんもいてありがたい。夕方も早い時間から営業し、『いつでも、誰でも、気兼ねなく使ってもらえる店』を目指したい」と話す。

 営業時間は16時~。

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