食品ロス削減マッチングサービス「SAGAタベスケ」の提供が1月1日、佐賀市内で始まった。
食品ロス削減マッチングサービス「SAGAタベスケ」の利用フロー
タベスケは、まだ食べられるけど廃棄の可能性の高い食品を食料品店などが安価に出品し、購入者は出品されたページで予約し、出品店舗に出向いて直接購入する仕組み。食品ロス削減を目指すサービスで、自治体ごとにプラットフォームを提供することで、店舗側の手数料や購入者の商品代金以外の利用手数料はかからない。「G-Place」(京都府長岡京市)が2021年3月に提供を始め、現在、兵庫県姫路市や長崎県佐世保市、三重県桑名市など、全国14の市区でサービス提供している。
「SAGAタベスケ」は、佐賀市内に店舗などの事業所がある食品販売や製造を行う事業者を対象に協力店登録を受け付け、登録完了後、消費・賞味期限が近いものや商品入れ替えのため在庫を整理したいもの、注文予約がキャンセルになったものや見た目などで規格外になってしまったものなどの出品が可能になる。利用者は佐賀市在住を問わず誰でも利用が可能で、ユーザー登録後にパソコンやスマートフォンで予約利用できる。
現在の登録事業者は、本村製菓、「活魚ランチ×居酒屋 海源」、いしむら本庄店、鮨(すし)・椿(つばき)油天ぷら八木、えびすFM、まんてんの6社店。佐賀市循環型社会推進課では「フードシェアリングサービスが広がりつつあるが、初期費用など店舗側に一定の負担がかかるサービスもあることから、事業者側に費用負担が発生しないサービスの活用を市が呼びかけることで、市内の食品ロス削減を少しでも進めていきたい」としている。