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ファミマの使用済み食用油を市営バス燃料に 佐賀市と連携、回収店舗拡大へ

高品質バイオディーゼルをPRする佐賀市交通局のラッピングバス

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 佐賀市内のファミリーマート店舗から出る使用済み食用油(=廃油)を市営バスの燃料にリサイクル取り組みが9月から、廃油回収店舗を拡大している。

佐賀市とファミリーマートの取り組みイメージ図

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 取り組みは、佐賀市とファミリーマート(東京都港区、以下ファミマ)が実施。両者は今年1月、「環境に配慮した地域資源循環等の連携に関する協定書」を締結し、佐賀市地域資源循環と再生可能エネルギーの普及などの推進、食品ロス削減、環境教育の推進してきた。廃油のリサイクルは今年2月に始まり、佐賀市内のファミマ18店舗のうち「佐賀川副町店」(川副町南里)、「佐賀多布施店」(多布施2)、「佐賀鍋島四丁目店」(鍋島4)から出た廃油を佐賀市が回収・精製。佐賀市営バスや佐賀市清掃工場のパッカー車の燃料として使用している。

 将来的には市内全てのファミマ店舗からの回収を目指しているが、今回は、「佐賀鹿江店」(川副町鹿江)、「佐賀富士店」(富士町下熊川原田)、「佐賀西与賀店」(西与賀町厘外)を追加し、体制を拡大した。

 ファミマからの回収に先立ち同市では、循環型社会推進課が主体となり、家庭から出た使用済み天ぷら油もふた付き容器に入れてもらい、市内スーパーや公共施設約55カ所で回収して高品質バイオディーゼル燃料に再生する取り組みも行なっている。

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