グルテンフリースイーツ工房「sante cafe(サンテカフェ) まる」(小城市三日月町長神田、TEL 0952-37-3631)が移転オープンして3カ月がたった。
「sante cafe まる」が販売するグルテンフリー・ヴィーガンスイーツ
小城市出身で、奈良と福岡で和菓子職人を16年間務めたという山下チエさんが、ファスティングインストラクターやグレインマイスターなどの資格を生かし、「食の大切さ」を伝えたいと、グルテンフリー・ヴィーガンスイーツを通販メインで販売する同店。
山下さんによると、「サンテカフェ まる」は2015(平成27)年、福岡・西新でカフェとしてオープンしたが、少しずつ通信販売にシフト。新型コロナウイルス感染拡大の影響をきっかけに2020年にカフェ営業を終了し、通販のみでの営業を続ける中、緑が多く自然に囲まれた中で菓子作りしたいと今年4月、小城市三日月町に工房を移転したという。
同店では九州産米粉や福岡県糸島産無農薬玄米を使い、小麦粉・卵・乳製品・動物性食品を使わないスイーツを販売する。一番人気は、米粉パン3種類(プレーン・チョコマーブル・桑茶)とマフィン6種類(ブルーベリー・桑茶&粒あん・ルイボス・サツマイモ・チョコ・シナモン)のセット(2,480円、送料別)という。RAW(ロー)ケーキや米粉シフォンケーキ、玄米クッキー、玄米スティックパンなども用意する。6月からは月1回、土曜に工房で販売会を行っている。
山下さんは「青い空と田んぼに囲まれた場所で、工房スペースにも余裕ができ、大きなオーブンも導入した。スタッフの協力も得て、体に優しい菓子を作ることができ幸せを感じる。自分や家族、大切な方へのプレゼントに、私たちのスイーツを利用いただけたら」と話す。