ぬいぐるみ作家・鍋島知津子さんの初の個展「ぬいぐるみ展」が7月6日、小城公園近くのギャラリー&カフェ「小城鍋島家Ten(てん)」(小城市小城町)で始まった。
ぬいぐるみ作家・鍋島知津子さんが「TVチャンピオン」出演時に制作したぬいぐるみの再現作品
小さい頃からフェルトを使った作品を作るなど物作りが好きだったという鍋島さんは、服飾専門学校卒業後、ぬいぐるみ製造を手がける「中嶋製作所(現=ナカジマコーポレーション)」でぬいぐるみデザイナーを経験し、独立。1995(平成7)年にテレビ東京で放送された「TVチャンピオン 第1回ぬいぐるみ選手権」でチャンピオンになった。現在は東京でぬいぐるみや着ぐるみの制作をしている。
「小城鍋島家Ten」は、鍋島さんの実家の建物で、小城鍋島藩2代藩主鍋島直能(なおよし)の次男、元敦(もとたけ)を初代とする西小路鍋島家の明治初期から残る歴史的建造物。2015(平成27)年、建物の一角に鍋島家子孫の居住スペースを残しながら、観光情報発信を目的にギャラリー&カフェに改装した。
今回、「小城鍋島家Ten」7周年イベントとして開催する個展には、鍋島さんが制作した動物のぬいぐるみをメインに約100点展示。販売も行う。
鍋島さんは「おもちゃ店でもぬいぐるみコーナーが少なくなっていることから、今回の展示で喜んでもらえる人がいるのではないかと思う。多くの人に見に来てほしい」と話す。
営業時間は11時~18時。入場無料。今月10日まで。10日13時30分から「クマのぬいぐるみ作りのワークショップ」を開く。参加費・材料費は5,500円(要事前申し込み)。