「カレーのアキンボ」(佐賀市大和町川上、TEL 080-6426-4170)が3月16日、フランス・パリ発祥のレストランガイド「ゴ・エ・ミヨ2022」に掲載された。
「ゴ・エ・ミヨ」は、フランス人ジャーナリストのアンリ・ゴさんとクリスチャン・ミヨさんが1972年に創刊。レストランの料理人やサービスに加え、生産者や職人も評価の対象とし、現在15カ国で展開する。日本版は、2017(平成29)年2月に初めて発刊。第6刊となる今回、掲載エリアに九州・沖縄を追加し、41都道府県・477店舗を掲載する。
佐賀市内で唯一の掲載となった同店は、東京・錦糸町で5年間、同名のカレー店を経営した川岸真人さんが、2015(平成27)年9月に地元の大和町にある古民家を改装し開いた店舗で、完全予約制でカレーのコース料理(6,000円)のみを提供する。「料理人の個性を感じるレストラン」にあたる「トック」2つを獲得し、「カジュアルなしつらえでありながらも、料理の質が高く、試みに工夫が見られ、リーズナブルな値段でガストロノミーが楽しめる店舗」の評価も受けた。川岸さんは「『ゴ・エ・ミヨ』のようなレストランガイドに掲載されることで、カレーという料理や、地方で飲食店をやることにはさまざまな可能性があるということを示すことができてうれしい」と話す。
佐賀県関係では、「ゴ・エ・ミヨジャポン2022」の「イノベーション賞」に陶磁器専門店「カマチ陶舗」(武雄市)の蒲地勝さんが受賞。川魚料理店「飴源」、和食店「あるところ」、日本料理店「会席かわしま」、寿司店「つく田」(以上、唐津市)が掲載された。
「ゴ・エ・ミヨ2022」の価格は3,000円。全国の書店などで販売する。