神野公園近くで2018(平成30年)まで稼働していた旧「九州グリコ」工場(佐賀市神園5)の跡地が1月末、工場設備や建物の撤去を終え更地になった。
旧「九州グリコ」工場跡地を南側から。向かいの「神野公園こども遊園地」が見渡せる
1953(昭和28)年、「江崎グリコ」九州工場として設立された同施設。「グリコ」「ビスコ」「アーモンドチョコレート」「キティランドビスケット」「キスミント」などを生産した。2001(平成13)年12月には同工場が「江崎グリコ」から分離独立。「九州グリコ」の設立後は「チーザ」やガムなどを生産してきたが、国内生産拠点の整理・再配置のため2018(平成30)年12月には同工場を閉鎖して2019(平成31)年1月、「九州グリコ」は解散した。
工場跡地の解体工事は2020年11月に開始。1年3カ月かけて全ての設備を撤去した。ネットフェンス越しに現在、「神野公園こども遊園地」の3.5倍ほどの広さとなる約3万2000平方メートルの跡地を敷地外から見渡すことができる。
江崎グリコ広報によると、跡地利用は未定。