佐賀駅南口から駅前交番西交差点までの道路の車線を減らして民間事業者の出店場所やテラス席に活用する社会実験「佐賀駅南テラスチャレンジ」が、10月20日に始まった。主催は佐賀県まちづくり課。
社会実験「佐賀駅南テラスチャレンジ」で、道路敷に用意した仮設のテラス席
本年度から来年度にかけて佐賀市が再整備を進めている佐賀駅南口。県では、ここから南に伸びる道路について「駅前らしい在り方」を検討しており、今回の実証実験では、普段は車が通る駅前交番西交差点方面の片側2車線道路を1車線に減らして生まれる空間と建物軒先の1メートルを活用。キッチンカーなど民間事業者に出店してもらい、道路敷に仮設のテラス席を設置し、「歩きたくなる」道路空間を目指す社会実験を実施する。
期間中の12日間、8時~10時、11時~17時、17時~21時に、ベーグル店「MOM's Bagel(マムズベーグル)」、カレー・唐揚げ店「@STYLE by バルタパス」などの軒先・青空店舗やキッチンカーなど延べ約100店舗が出店する。
同課街路・区画整理担当の河原誠さんは「2024年に佐賀県で開催される『国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会』も見据えて、佐賀駅利用者などの人の流れを南側の中心市街地全体への誘導につなげられればと考えている。今回の社会実験で、駅前の道路の在り方について意見を集めたい」と話す。
今月31日まで。