佐賀駅南口広場の再整備工事が6月1日に始まった。
佐賀市は、市の玄関口である佐賀駅周辺地区の魅力向上を図り、中心部の南北軸を強化することを目的に2017(平成29)年3月に「佐賀駅周辺整備構想」策定。2019(平成31)年4月に駅前広場や周辺道路の整備内容を示した「佐賀駅周辺整備基本計画」を策定し、「北口駅前広場」「南口駅前広場」と佐賀駅から北へ延びる「市道三溝線」を段階的に整備しており、「北口駅前広場」は今年5月に整備を完了した。
2021年から2022度にかけて再整備を実施する「南口駅前広場」は、緑豊かな日常的な滞留空間と、周辺エリアと連携したイベント利用を想定した空間の創出を計画。タクシーと一般車の動線を分離し、車両の出入り口を西側に集約するなどの安全性を高め、駐車場やタクシープールは利用状況を踏まえた規模に改める工事を実施するという。
再整備工事開始に当たり、6月8日から現在の南口駐車場と西側タクシープールを閉鎖し、今年12月下旬にかけて整備、来年1月から西側通路を整備する。来年3月からは工事場所を東西切り替え、東側タクシープールを閉鎖し、東側広場の整備、8月から東側通路の整備を行う。工事完了は来年12月を予定する。
佐賀駅周辺整備構想推進室は、工事期間中に自家用車などで佐賀駅を利用する際、車両の通行は可能だが混雑が予想されるため、リニューアル工事を終えた「佐賀駅北口駐車場」、佐賀駅バスセンター南側の「市営佐賀駅南口暫定駐車場」の利用を呼び掛けている。