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佐賀・「おやつやみみ」が茶わん蒸し販売 結婚式場勤務経験生かし総菜製造へ

茶わん蒸しを手にする「おやつやみみ」の青木理花さん

茶わん蒸しを手にする「おやつやみみ」の青木理花さん

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 テークアウトスイーツ店「おやつやみみ」(佐賀市西与賀町厘外)が6月3日、茶わん蒸しの販売を始めた。

「おやつやみみ」の新商品・茶わん蒸し

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 店主の青木理花さんが昨年10月、西与賀小学校近くで青木さんの祖父が営んでいた板金塗装工場の建物を改装して開いた同店。「1人でできる範囲」の運営を基本に、オープン当初は週3日から4日、店頭でスイーツ販売。今年3月に店舗敷地内への自動販売機設置以降、主にインスタグラムで告知し、店頭や自動販売機でスイーツを販売している。

 青木さんが茶わん蒸しの販売を始めることになったきっかけは、同店の人気商品「なめらかぷりん」製造に使うスチームオーブンを活用したかったことから。これまでの「菓子製造業」の許可に加え今年5月、今後のカフェ開業を見据えた「飲食店営業」と、「そうざい製造業」の許可を取得。「福岡の結婚式場で働いていた時の料理経験も生かし、お菓子だけじゃなく、いろんなおいしいもので皆さんに喜んでもらえたら」(青木さん)と茶わん蒸しの試作を続けてきた。

 販売する茶わん蒸しは、同店のプリンでも使う佐賀市内の養鶏場から仕入れた卵と、国産の焼きあご、鹿児島県枕崎産かつお節と枯れさば節、熊本産うるめいわし節、九州産原木栽培のシイタケ、北海道産の昆布を使い、「体に優しい茶わん蒸し」(青木さん)に仕上げた。販売初日は具材にエビ、鶏肉、かまぼこ、シメジ、エノキ、ホウレン草を加えた。今後は週1回程度での販売を考えているという。

 青木さんは「夕食の一品に、小腹がすいたときに、食欲が起きないときに、次の日の朝食に、食べてほしい。『そうざい製造業』の許可取得報告の時、コメントでキッシュや煮魚、煮物などさまざまな要望をもらった。『それよりおやつを増やして』という意見も受け止めながら、『おやつ屋が作るお総菜』を少しずつ増やしていきたい」と話す。

 価格は1個250円(事前予約は2個または5個セットで受け付ける)。販売予定はインスタグラムで告知する。

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