無人対応ホテル「TAPSTAY HOTEL(タップステイホテル)」(佐賀市駅前中央1、TEL 03-4540-2630)が佐賀市役所近くにオープンして1カ月がたった。運営はサガテレビグループの「ビープラスト」(城内1)。
ホテルスタッフを介さず、タブレット端末を使用してチェックインし、発行された暗証番号で客室に入室するスタイルを採用した同ホテル。不動産事業を手掛ける同社は、以前からホテル運営を考えていたが、昨年夏、店舗・オフィスとして使用していた建物の活用の相談を受けたことをきっかけに、同建物を購入し客室に改装。無人対応ホテルとして、今年4月28日にオープンした。
客室は、ダブルルーム(以下1泊ルームチャージ=6,050円~)2室、ツインルーム(1万1,000円~)10室、スイートルーム(1万4,850円~)1室。全室にプロジェクター付きシーリングライトを導入。予約対応やリモートでのフロント業務などはクラウド宿泊運営システムを提供する会社に委託する。東京23区の市外局番の番号にかけるコールセンターはカンボジア在住のスタッフが日本語・英語・韓国語・中国語に対応する。
同社不動産事業グループの吉浦浩一さんは「1室当たりの宿泊料金制を採用しており、1人でも2人でも金額が変わらないので、例えば、スイートルームに家族4人での宿泊もできる。今後の国内旅行やインバウンド回復を見据えて、ビジネスホテルよりも客室価値の高い位置付けのホテルとして、旅行客への利用を促進したい」と話す。