弁当総菜店「いち華」（佐賀市長瀬町、TEL 0952-28-9650）が、昭栄中学校近くにオープンして1カ月がたつ。

「手作りお弁当とお惣菜のお店 いち華」店内

　20代の頃から手作り料理を提供する店を出したいという夢を持ち、おこわや赤飯、甘味を販売する「まんえい堂」の神野（こうの）店の店長を長く勤めた牟田口晶子さんが4月14日に開いた同店。地元農家の野菜などの素材を使い、地域のお母さんや高齢者に手作りの弁当や総菜、おにぎりと「まんえい堂」のおこわやおはぎを提供する。

　ラインアップは、弁当が、「和ごころ弁当」（塩さば・煮さば、595円）、「嬉楽（きらく）弁当」「自家製チキン南蛮弁当」（各700円）など13種類。弁当に詰めるご飯は、佐賀県産「夢つくし」を使った「梅ゆかり」「青菜ちりめん」「明太バター」「五目」「鶏そぼろ」「白ごはん」「バラ寿司」の7種類から2種類選べ、予約弁当はプラス50円で「まんえい堂」の「栗おこわ」「山菜おこわ」「かしわおこわ」から2種類選べる。7種類のご飯は単品でも購入できる。おかずが、「鶏のからあげ」（100グラム230円）、「いちかコロッケ」（2個280円）、「アジフライ」（2枚280円）、「筑前煮」（100グラム260円）、「ポテトサラダ」（210円）など15種類。5,000円以上の注文で配達にも対応する。

　牟田口さんは「手作りにこだわり、仕込みに時間がかかることからオープン当初はバタバタしてしまったが、当初の計画以上に手応えがあった。地域の自治会の方からまとまった弁当の注文を頂いたり、夕方の仕事帰りに寄って下さる方がいたりと、今後やりたいことがたくさん見えてきた。私自身、共働きで日々の献立に苦労したので、地元の皆さんに役に立てる店を目指したい」と話す。

　営業時間は10時～18時。水曜定休。