JR佐賀駅(佐賀市駅前中央1)に現在、「子育てあるある」がテーマの4コマ漫画を掲載したパネルが設置されている。
大阪出身の投稿者と佐賀生まれ佐賀育ちの娘との、方言に関するエピソードを描いた作品の一コマ
佐賀県男女参画・こども局が、県内での結婚、妊娠・出産、子育てを推進するプロジェクト「子育てし大県(したいけん)『さが』」の一環で設置した。同局こども未来課の太田初美さんは「普段は子育て世代をターゲットにSNS配信をしているが、SNSを利用していない世代の人々にも佐賀での子育てについてイメージしてほしいと企画した」と話す。
パネルの各面は、幅120センチ、高さ210センチ。三角柱の形で2つ設置し合計6面に展開。各面に「子育てし大県『さが』」ホームページ内の「さが子育て漫画」から抜粋した10作品を掲載した。佐賀生まれ佐賀育ちの娘の方言や、東京から子連れで引っ越してきた女性が佐賀の幼稚園で気付いたことなど、県内で子育てをしている人々から寄せられたエピソードが描かれている。
太田さんは「3月1日に設置して以来、学生からシニア世代までさまざまな人が足を止めて読んでいると聞いており、うれしく思っている。4コマ漫画に描かれたほほ笑ましいエピソードが、佐賀での子育てについて知ってもらうきっかけになれば」と笑顔を見せる。