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佐賀のNPOが産後ケア相談アプリ開発へ クラウドファンディングで資金募る

「さがラボチャレンジカップ」でプランを発表するNPO代表の寺野幸子さん

「さがラボチャレンジカップ」でプランを発表するNPO代表の寺野幸子さん

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 産前産後ケアなど女性支援活動を行うNPO法人「poco a bocco(ポコ・ア・ボッコ)」(佐賀市水ヶ江2)が現在、産後女性が専門家にオンライン相談できるアプリの開発準備を進めている。

産後ケアオンライン相談アプリの実証イメージ

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 女性の心と身体の健康を保つ支援を目的に、NPOが運営する施設「ポコハウス」を拠点に子育てや健康づくりに関する各種講座やボディケア、フィットネス、託児サービス、ウィッグの相談やショップの運営などを行っている。

 産後の母親とその家族が産後ケア専門家にもっと気軽に相談できるツールを作りたいと、システム開発会社「イーアンドアイ」(福岡市博多区)と共同で、産前・産後女性に対して、助産師や父親支援団体、多胎児家庭支援団体や行政などと連携し、アプリ上でオンライン相談を受け付け、eラーニングで指導を受けられるケアサービスアプリプランを企画。同プランは佐賀県などが開催したビジネスプランコンテスト「さがラボチャレンジカップ2019」で審査員特別賞を受賞。プラン実現のため、2020年4月に開発開始、2021年1月に佐賀県内での実証実験開始を目標に準備を始めた。現在、佐賀県のNPOを支援するふるさと納税クラウドファンディングで開発費用の支援を呼び掛けている。

 代表の寺野幸子さんは「周りに支援者が多くないお母さんが少なくない中、『どんなに辛くても頑張ることが美しく、そうじゃないお母さんはダメだ』と思っている人の不安や悩みを、アプリ使って相談してもらい、子育てがもっと楽しくなるサポートしたい」と意欲を見せる。

 クラウドファンディングは来年1月31日まで。

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