新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった熱気球大会「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」の代替として、佐賀を拠点に活動する熱気球が市街地上空をフライトするイベント「おうちでバルーン」が10月31日、始まった。
今年の大会は当初、10月30日から11月3日までの5日間、国内外から約110機が参加し、佐賀市嘉瀬川河川敷で開催される予定だったが、主催する「佐賀バルーンフェスタ組織委員会」は今年6月に開催中止を発表した。
同委員会は、大会の代替として、対策を行いながら熱気球フライトを行い、自宅やインターネットで楽しんでもらおうと、佐賀市街地上空をフライトするイベントを企画。この日は32機の地元気球が参加し、市内の商業施設の駐車場や公園に分かれて離陸。市中心街を越え、市西部にある嘉瀬川河川敷や小城市芦刈町方面へフライトした。
フライト中には市内各地で上空の熱気球と手を振り合う様子が見られたほか、SNS上では「#おうちでバルーン」のハッシュタグと写真を投稿。県外のバルーンフェスタファンらがネット上にコメントを寄せた。
11月1日まで。11月3日18時25分から無観客の夜間係留「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン2020」が非公開で行われ、インターネットで生中継される。