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佐賀・窓乃梅酒造で蔵開き 蔵初の酵母で醸した限定吟醸酒発売

蔵初の酵母を使った限定酒瓶詰めの様子

蔵初の酵母を使った限定酒瓶詰めの様子

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 佐賀県最古の酒蔵・窓乃梅酒造(佐賀市久保田町新田)の蔵開きが3月12日、開かれた。

蔵の中を案内する同酒造の古賀釀治社長

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 蔵開きイベントは10回目。クルーズトレイン「ななつ星」に提供して評判となった特別純米「窓乃梅」などを扱う同酒造の直売ブースのほか、「お魚コロッケ」が人気の江越蒲鉾(かまぼこ)店(佐賀市久保田町徳万)、今回が初出店となった同酒造の酒かすを使ったデザートなどを販売する「日々のおやつ」(基山町)のブースなどが出店し、大勢の人でにぎわった。

 今回の目玉は同酒造では初となる1801号酵母を使った蔵開き限定酒。同酵母で醸した酒は華やかな吟醸香が立つのが特徴。酒造好適米「西海134号」を50%まで削り、同酵母と9号酵母を1対1で使用。「吟醸香がほどよく立ち、苦み、渋みが少なく、味がしっかりしてキレのよい酒に仕上がった」と同酒造営業企画部長の古賀酵治さん。

 同酒造初の試みに対して、古賀釀治社長は「最近は香り高い日本酒が若者の間ではやっている。これまでは香り控えめで食事に合わせやすい酒に仕上がる9号酵母を使ってきたが、これを機に食中酒としてふさわしい味わいと香りが共存する酒を造りあげていきたい」と意気込みを見せる。

 同酒は同イベント限りの販売。同じ酵母を使った「吟醸 窓乃梅」を4月から5月にかけて一般販売する予定。

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