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佐賀で「こども食堂」 食を通して地域コミュニティーの活性化目指す

食事のサポートをしてもらいながら、カレーを食べる子どもたち

食事のサポートをしてもらいながら、カレーを食べる子どもたち

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 佐賀市のコミュニティーカフェ「TOJIN茶屋」(佐賀市唐人2、TEL 0952-20-2063 )に6月19日、イベント「佐賀こども食堂」が開かれた。

「いただきます」のあいさつをする店長の岩木さん

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 家庭での愛情不足や近所・若者の絆づくり、親子の居場所づくり、地域コミュニティーの希薄化などの問題を「食」をきっかけ解消したいと、店長の岩木知幸さんが中心となって企画した。

 開催に当たり、クラウドファンディングを活用して20万円以上の活動資金を調達。フェイスブックでも食材・食器提供を呼び掛け、コメや野菜などの提供を得るなど、市民の協力で開催にこぎ着けた。

 当日は約40人の親子連れと20人のボランティアが参加。カレー、サラダ、フルーツなど、栄養士の資格を持つ岩木さんが考えたバランスの取れた食事が振る舞われた。地域住民による食育に関する読み聞かせや、地元大学生ボランティアによる学習支援も行われ、子どもたちが地域の人との交流を深めた。

 岩木さんは「予想を上回る反響があったことに驚いている。それだけ多くの人が関心のある取り組みであることも分かった」と収穫を話す。反響を受け、毎月19日(食育の日)に継続してイベントを開くほか、同所で食事の提供を毎日行う。小学生以下であれば、お手伝いをすると食事が無料になる。

 次回開催は7月19日。現在、運営ボランティア、食材提供、運営資金の協力を募っている。

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