「arukcafe(アルクカフェ)」(佐賀市唐人2)が4月24日、佐賀・中央通りにオープンした。
大阪府出身で「TOTO九州販売」(福岡市博多区)に24年間勤めた店主の高山哲也さん。2013(平成25)年から転勤で佐賀市に在住し、佐賀県と長崎県を担当する営業を務めた。高山さんは、街の規模や生活や子育ての環境のバランスが良いと感じた佐賀で、地域社会に深く所属し、貢献を通じて、自分自身のアイデンティティーの確立を目指したいと独立を決意。その手段として「a=安心して入れる」「r=リラックスして過ごせる」「u=うれしい経験がある」「k=空間」をコンセプトに、「新たな店が増えている」(高山さん)佐賀駅からの中央通りにカフェをオープンした。
「ガーデン風の店内を意識した」(高山さん)という店内の席数はテーブル10席。女性のためのパウダールームや子どものために黒板も用意した。当初、3人掛けソファ含め20席を用意する予定だったが、新型コロナウイルス感染症対策のため、当面の間、席数を減らし営業する。夜はお酒やワインと食事を提供する予定だったが、佐賀県から5月6日まで出されていた休業要請に合わせ、テークアウトに限定してオープン。要請の解除を受け、5月13日から昼間に限定したイートイン営業を始めた。
メニューは、カフェメニューが「チキンカレー」(880円)、「ガパオライス」「ロコモコ」(以上750円)、「子ども向けハンバーグランチ」(450円)など。ドリンクメニューがハンドドリップコーヒーやルイボスティー(以上450円)、アイスカフェ・オレ(500円)など。テークアウトメニューとして「チキンカレー」(880円)、「ガパオサラダ」(690円)やハンドドリップコーヒーやルイボスティー(以上380円)の提供も続ける。
高山さんは「テークアウトのみで営業を始めることになるのは想定外だったが、これまで皆さんによくしてもらった恩返しをしていきたい。学芸員資格を生かして、地域の作家さんの作品発表の場も作るなど、クリエーティブな空間を作っていきたい。佐賀の中心街にさらに魅力的な店が増える一端を担えれば」と話す。
営業時間は11時30分~18時30分(短縮営業中)。