「佐賀インターナショナルゲストハウスHAGAKURE(はがくれ)」(佐賀市神野東2)が現在、全国のゲストハウスがクラウドファンディング通じて「みらいの宿泊券」を販売するプロジェクトに参加し、協力を呼び掛けている。
「佐賀インターナショナルゲストハウスHAGAKURE」1階で談笑する岩永清邦さん、高瀬伶さんらスタッフ、関係者
同施設は佐賀を訪れる世界の旅人と佐賀の人々の交流拠点として、主に外国人観光客向けの宿泊施設とバーを運営し、JR佐賀駅周辺の地域おこしイベントなども主催してきた。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から5月8日まで休業の措置を取っている。
「みらいの宿泊券」は、宿泊施設「どうぶつすどまりBOOK」(高知県須崎市)を運営する武田真優子さんが、宿泊客の減少など深刻な影響を受けている全国の宿泊施設を支援する目的で企画立案し、3月17日にスタートした。この券で今年9月1日以降、参加施設のドミトリー・個室に1人1泊できる。有効期間は1年間。現在、約40施設が参加している。
「HAGAKURE」オーナーの岩永清邦さんが、同プロジェクトに知人のゲストハウスオーナーが参加していることを知り、4月11日に自身も参加した。
店長の高瀬伶さんは「旅行が好きだけれど今は自粛している人と、休業を余儀なくされた全国の宿泊施設を未来にマッチングさせるのが『みらいの宿泊券』の趣旨。一日も早く、いつものような光景が戻ってくることを願っている」と話す。
販売は5月17日まで。