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佐賀・「よなよなあん工房」がテークアウト販売 悩んで形態変更、新たな発見も

カウンター奥から「あったかぜんざい」を提供する「よなよなあん工房」店主の岡垣貴憲さん(左奥)

カウンター奥から「あったかぜんざい」を提供する「よなよなあん工房」店主の岡垣貴憲さん(左奥)

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 あんこスイーツ専門店「よなよなあん工房」(佐賀市赤松町)が現在、店内での飲食を休止し、テークアウト販売に限定した営業を行っている。

「よなよなあん工房」の持ち帰り用あったかぜんざい

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 佐賀市在住のグラフィックデザイナー・岡垣貴憲さんが本業の傍ら、店舗での夜間営業と、イベント出店であんこスイーツを提供する同店。新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、岡垣さんは3月下旬から、出入り口を開放した上で、来店客に手指消毒や飛沫(ひまつ)防止のため大声での会話をしないよう呼び掛け、「悩んだ上で」(岡垣さん)営業を続けてきた。「お笑い界のレジェンドがあの世に旅立った」(同)翌日の3月30日から、店内での飲食を休止し、テークアウト販売のみでの営業に切り替えた。

 ラインアップは、持ち帰り用「あったかぜんざい」の栗、抹茶、豆乳、コーヒー、いちご(以上500円)。日替わりぜんざいも用意する。

 岡垣さんは「当店は狭くて『密閉』しやすく、ありがたいことに多く方に来店してもらい『密集』しやすく、1人での営業で提供に時間がかかり『密接』な時間が長くなっていた。テークアウト営業でメニューを絞ったことから仕込み時間が激減し、比較的早くオープンできて、お客さんを待たせないなど、『三密』がかなり解消され、新たな発見もあった。それでも日によって多くの来店があり、屋外で待ってもらう際に『密集』状態になるのではないかと思い、案があれば対応を考えたい」と複雑な心境を語る。

 「週末のイベント出店を差し引いても店舗での1日当たりの売り上げは正直下がっているが、あまり悲観的になりすぎても仕方ない。何が正しいか分からないが、状況を見ながらテークアウト販売を続けていきたい」とも。

 営業時間は開店時にツイッター・フェイスブックで更新する。

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