「最先端コンテンツ開発成果発表会~HoloLens(ホロレンズ)体験~」が2月25日、「マイクロソフト AI&イノベーションセンター佐賀」(佐賀市駅前中央1)で開かれた。主催は佐賀市地域雇用創造協議会。
厚生労働省が雇用機会不足地域で雇用創出の取組を支援する「実践型地域雇用創造事業」の雇用拡大メニューの一環。文化財デジタルアーカイブ事業を手掛ける「とっぺん」(佐賀市鍋島町)、業務用ソフトウエア開発の「ウエアサーブ」(栄町)、メディアコンサルティングの「ローカルメディアラボ」(神野東2)、NPO「NetComさが」(同)の4社で構成し、複合現実(MR)を活用した技術研究を行う「次世代コンテンツ開発共同企業体」が、「佐賀大学クリエイティブ・ラーニングセンター」(本庄)内に開設した拠点「redeco(リデコ)」で昨年2月から、実践支援員が開発してきた成果報告を行った。
いずれもマイクロソフトが開発しているヘッドマウントディスプレー「HoloLens」を装着して体験するもので、世界遺産「三重津海軍所跡」でオリジナルキャラクター「かいくん」とかくれんぼ体験、諸富家具の販売促進ツール「plusルーム」、バルーンの動きが体験できる「出張型バルーンフェスタ」の3コンテンツを用意した。
「とっぺん」の天賀光広社長は「取り組み始めて1年の『中間発表』に学生や県内企業の方に見てもらえて、次のコンテンツ開発や若い人に興味を持ってもらうきっかけになった。これまで行ったMR体験セミナーや出張体験会などを経て、VRやARを含めたXRの勉強会組織が立ち上がりつつある」と話す。