市民参加型のエコ活動体験イベント「新春エコプラザ祭り」が1月26日、「佐賀市エコプラザ」(佐賀市高木瀬町長瀬)で開かれる。
佐賀市内のごみを処理する「佐賀市清掃工場」(同)に隣接し、市の環境関連情報を発信している同施設。家庭で不要になった衣服や日用品などの再生販売、家庭から排出される生ごみを堆肥化した「ぼかし」の製造を行うほか、再生した着物の着付け教室、ポーチ、手袋などの手作り品のワークショップやフリーマーケットなどを定期開催している。
スタッフの武富(たけどみ)和恵さんは「小学生が授業の一貫で見学に訪れるなど、ごみ処理場は市民にはなじみ深い反面、エコプラザの存在の知る人はまだ少ない。リデュース、リユース、リサイクルの『3R』を柱に『循環型社会の実現』を目指す私たちの活動を広く知ってもらおうとイベントを企画した」と話す。
当日は、ぼかしの製造工程を見学しながら家庭での作り方や使い方を学べるほか、素材ごとに処理される壊れた小型家電やゲーム機などを分解する体験会「大人の分解ワークショップ」、「大型かるた取り」「エコ神経衰弱」などが楽しめるゲームコーナー、スタッフによる活動紹介、施設見学ツアーなども行われる。
武富さんは「大量消費の時代を経て、ものを賢く大切に使いこなす『エコの発想』が今後ますます注目を集める。大人から子どもまで身近にできるエコ活動に触れる機会になれば」と参加を呼び掛ける。
開催時間は10時~15時。入場無料。