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旧文房具店跡を活用、出店ブースに 佐賀市中心商店街で「ひなまつりマーケット」

ハンドメード雑貨店が多数出店した文房具店「マツヤ」の旧店舗内

ハンドメード雑貨店が多数出店した文房具店「マツヤ」の旧店舗内

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 佐賀市中心商店街で3月3日に開かれた路上マーケット「呉服元町 street market - 佐賀城下ひなまつり」で、かつて文房具店だった店舗を活用し、出店ブースとする試みが行われた。

出店ブースが並ぶ「656広場」

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 日頃人通りの少ない商店街を活気づけようと、同地区でハンドメード雑貨を販売する「Susie pocket」(スージーポケット)」(呉服元町8)とシェアオフィス「マチノシゴトバCOTOCO(コトコ)215」(呉服元町2)が共催するイベント。昨年12月に続き2回目となる今回は、現在、開催している「佐賀城下ひなまつり」に合わせて行われた。

 ハンドメード雑貨店、飲食店、農家など、前回を上回る約50店のうち約20店が、かつて文房具店「マツヤ」が営業していた店内にブースをそろえた。前日に大掃除をしたという「Susie pocket」共同代表の前田由理さんは「知り合いの不動産会社のおかげで、元店主に快く協力してもらえた」と振り返る。店内に出店したハンドメード雑貨店「osora(おそら)66」(福岡県大川市)店主の青木晶子さんは「空き店舗を上手に活用した、アイデアあふれる企画だと思った」と話す。

 交流広場「656(むつごろう)広場」と向かいの芝生エリア、佐賀県国保会館前スペースに設置した出店ブースにも多くの人が足を止め、家族連れやカップルなどがハンドメード品を興味深く眺める姿が多く見られた。買い物に訪れたという女性は「たくさんのお店が並び、おしゃれな品物がそろっていて驚いた。大好きな佐賀がもっと元気になってほしいので、さらに盛り上げてもらいたい」と期待を込める。

 656広場に出店したあんこ専門店「よなよなあん工房」(佐賀市赤松町)店主の岡垣貴憲さんは「街の活性化の一助になればと出店した。通りに多くの人が行き交って良かった」と感想を述べる。

 前田さんは「心配していた雨も上がり、多くの人に支えられて今回も無事開催できた。空き店舗の使用は直前になって決まったが、出店者とお客さんが楽しく談笑する光景が見られ、有効に活用できた。これからも街がにぎわう活動を続けていきたい」と意気込む。

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