JTB(東京都品川区)と九州電力(福岡市中央区)は9月13日、「大自然とダムの特別見学日帰りツアー」の参加者募集を始める。
JTBの広報担当者によると、ダムや橋、道路やトンネルなどの公共施設や土木景観を観光資源に現地へ旅行する「インフラツーリズム」は国土交通省も積極的な利用を推進。同社も交流人口の拡大と地域の魅力発信に取り組みたいと、九州電力と組み、昨年11月に宮崎県の耳川水系上椎葉ダム・発電所見学ツアーを、今年6月には鹿児島県の大田発電所と妙見発電所などを見学するツアーを行った。
今回のツアーは、九州電力佐賀支社(佐賀市神野東2)と組み、嘉瀬川ダム(佐賀市富士町小副川)や同発電所の見学とダム近くの飲食店「菖蒲ご膳」(富士町関屋)で山菜を使った料理や地域に古くから残る「釜炒り茶」「ちやのき茶」を楽しむコースと、天山ダム(唐津市厳木町天川)や同発電所の見学と「森の中の分校レストラン」(厳木町)での食事や「環境芸術の森」「天山酒造」を見学するコースの2コースを用意した。いずれも11月23日にJR博多駅筑紫口を発着する日帰りツアーで、参加者にはそれぞれの「ダムカード」と今回のツアのために作成したオリジナルの「発電所カード」を配布予定という。
旅行代金は、嘉瀬川のツアーが1万2,800円で40人募集し、天山のツアーが1万1,800円で23人を募集する(以上、大人子ども同額)。募集は11月11日まで。