佐賀大学学生が考案した「よ~うかんがえる 合格小城羊羹(ようかん)」を同大オープンキャンパスに来場する高校生に配布するイベントが8月8日に行われる。
パッケージを制作した赤土リサさんとプロジェクトリーダーの吉田妃那乃さん
同大芸術地域デザイン学部代表メンバーは昨年3月、大学生と地域団体商標権者がチームを組み、新商品展開やビジネスアイデアを発表する「九州地域ブランド総選挙」(主催=九州経済産業局)に「小城羊羹共同組合」と組んで参加。受験シーズンにゲン担ぎお菓子が売れることから、「よ~うかん(羊羹)がえる 合格小城羊羹」として受験生に向けて売り出す新ビジネスを考え、「ベストビジネスプラン賞」を受賞した。審査員からの「ぜひ実現してほしい」との後押しもあったため、今回、商品化させた。
同大では、オープンキャンパスで満足度調査アンケートに答えてもらった高校生にアイスを配っていたことから、「今年は小城羊羹を配って高校生に親しんでもらおう」とイベントを企画した。今回配布するようかんは、ようかんメーカー「桜月堂」(小城市三日月町久米)が協力、パッケージは大学内で開いたコンペティションで、赤土リサさんの作品を採用、小城市の観光地のイラストと絵馬に見立てたデザインを施した。
当日は、同大本庄キャンパスで行われるオープンキャンパスでアンケートを記入した高校生にようかんを1000個限定で配布する。8日・9日のみ同大学内の大学生協、コンビニ「デイリーヤマザキ」でも計130個を1個130円で販売する。
プロジェクトリーダーの吉田妃那乃(ひなの)さんは「たくさんの人の協力で形にできたことに充実感を感じている。小城羊羹の認知度アップにつながればうれしい」と話す。