佐賀の日本酒をそろえた立ち飲み居酒屋「SAKE NA BABY(サケ ナ ベイビー)」(佐賀市駅前中央1)が、JR佐賀駅南口にオープンして1カ月がたった。
飲食店などを手掛ける「九州惠グループ」共同代表の岩田誉識さんが、出張や旅行で佐賀を訪れた方に佐賀の日本酒や食を知ってもらう場を作ろうと5月6日、グループが運営する「恵水産」(駅前中央1)隣に開いた。昔からの仲間で佐賀県内の蔵元とのつながりも多い藤家智之さんを店長に指名した。収容人数は約15人。
佐賀県内の日本酒を30種類用意し、5勺=300円から提供するほか、スタッフの中溝澄子さんが料理する「今日のおばんざい」、唐津市呼子の「あじの塩干し」、「さばの桜干し」(以上280円)など、軽く日本酒を飲んでちょっと楽しめる一品料理を用意する。
岩田さんは「佐賀駅周辺のホテルに宿泊した人は、愛敬や白山など中心街の飲み屋を知らない人が多い。ここで佐賀の酒と食の入り口を楽しんでもらったり、立ち飲みの雰囲気で地元の人と触れ合ってもったりして、佐賀の人や街を知ってもらい、中心街の店にも足を運ぶきっかけになれば」と話す。
藤家さんは「県内旅行中に立ち寄ったお客さんとの話の流れで、ゆっくりと旅行するための交通手段やプランの提案をすることもある。仕込み用の水をくみに行ったり、自分がどこかに出掛けた時に仕入れたものを提供したり、自分も楽しみながら店を盛り上げていきたい」と話す。
営業時間は17時~23時。