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佐賀の酒造メーカーが米国向け焼酎出荷へ 販売業者が英語のプロモ動画を制作

米国向け麦焼酎「KASE」を手にする「窓乃梅酒造」スタッフ

米国向け麦焼酎「KASE」を手にする「窓乃梅酒造」スタッフ

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 酒造メーカー「窓乃梅酒造」(佐賀市久保田町新田)が、米国市場をターゲットにした麦焼酎「KASE(かせ) SHOCHU」を製造し、5月24日から出荷を始める。

麦焼酎を貯蔵していたオークだるの前に立つ古賀譲治社長

 古賀譲治社長によると、日本酒の世界的な普及・発展を目指す「国際酒会」メンバーの知人からの紹介で、焼酎販売を目指す米国企業「ライムストーン・インポート」社長のロバート・カルクシュタインさんが2015年12月に最初に同社を訪れて以来、2人で商品開発を進めてきたという。

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 入念なテイスティングを経て、酒蔵内でオークだるに15年ほど貯蔵した麦焼酎の商品化を決めた。古賀社長は「採用した麦焼酎を最初に口にした瞬間、カルクシュタインさんは『これはいける』と喜んでいた」と振り返る。

 商品名は、酒蔵のそばを流れる嘉瀬川をヒントに、カルクシュタインさんが付けた。フランス製のガラスを使用したボトルは、日本らしさを出そうと白磁器をイメージし、出荷に向けて1万800本を製造した。古賀社長は「ブランデーのような香りが特徴。高級志向の米国人に喜んでもらえるよう、時間をかけていいものを造り上げた」と自信を見せる。

 出荷に先立ち、英語による「KASE」のプロモーション動画をユーチューブで公開。カルクシュタインさん自ら撮影チームを組んで制作し、古賀社長も出演する「The Past Distilled(ザ・パスト・ディスティルド)」と題した1分ほどの動画は、ドローンで撮影した嘉瀬川上流など佐賀の風景を映し、「長い歴史を持つ酒蔵で伝統的な工程を経て醸造された焼酎」を紹介する内容になっている。

 古賀社長は「米国では日本酒がブームになっているが、焼酎はこれから。全米各地のホテルやリカーショップに届けたい。長年にわたり熟成された佐賀の焼酎をたしなんでもらいたい」と話す。

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