佐賀のご当地グルメで日本記念日協会の認定を受けている「シシリアンライスの日」の4月4日、架空の国「佐賀シシリアンライス王国」国王に扮(ふん)した佐賀市の秀島敏行市長が特製シシリアンライスを試食した。
取材関係者に囲まれながら特製シシリアンライスを試食する佐賀市・秀島敏行市長
温かいご飯の上に野菜、甘辛く炒めた牛肉にマヨネーズで仕上げた料理「シシリアンライス」は、1975(昭和50)年ごろ、飲食店の賄い料理として作られた後、佐賀市内の喫茶店を中心に広がり、現在では市内の約40店舗で提供されている佐賀のご当地グルメ。2011年からまちおこし団体「佐賀市はシシリアンライスdeどっとこむ」が市内外でのPRを続けている。
この日は「国王献上」用に、桜エビを混ぜ込んだご飯に炒めた佐賀の鶏のひき肉とレタスやトマトなどの野菜をのせタルタルソース風にアレンジしたマヨネーズを合わせた特製シシリアンライスを用意、国王に扮した秀島市長がおいしそうに試食した。この日に合わせて佐賀市内の提供店舗などを紹介するマップも改訂し、国王に「献上」した。秀島市長は「佐賀を訪れた人からシシリアンライスが食べられる店を聞かれた時にこれでしっかり答えられる」と完成を喜んだ。
団体代表の中島丈晴さんは「今年も4月4日に特製シシリアンライスを国王に『献上』、6年半ぶりに改訂した提供店マップもお披露目することができた。今年は11月に兵庫県明石市で予定する『B-1グランプリ』に出展し、県外でも楽しくPRしたい。地元を盛り上げる人と一緒に佐賀の食材の良さを生かした佐賀の食のPRも考えていきたい」と意気込む。