コーヒーイベント「SAGAN COFFEE FESTA(さがんコーヒーフェスタ)2019」が3月10日、佐賀城公園の佐賀県立博物館(佐賀市城内1)屋外スペースで開かれる。主催はNPO「poco a bocco(ポコアボッコ)」。
不安や悩みを抱えることの多い女性の「こころ」と「からだ」の健康をサポートするための講座やフィットネスを開いているが、普段の活動で接する女性だけでなく多くの人にゆったりくつろいだり活力を養ったりできる場を提供したいと2016年に初めて企画した。
昨年12月にサガテレビ(佐賀市城内1)1階の「JONAI SQUARE(ジョーナイ スクエア)」で開催したプレイベントでは、国内外のバリスタやカフェとコラボしてカップなどを制作する有田焼陶芸家・岩永和久さんを講師に、自宅でできるおいしいコーヒーの入れ方ワークショップや、イベント当日も参加するアーティストたちによるプレライブを行った。代表の寺野幸子さんは「福岡から来た人やコーヒーフェスタのことを知らないできたという人もいた。イベントを広める機会になった」と振り返る。
4回目の今回は過去最多68の店舗や団体が出店し、「こだわり」のコーヒーやフードを提供。コーヒーカップやアクセサリーなども販売する。「木のおもちゃ飛鳥工房」(佐賀市諸富町)はコーヒーメジャーを作るワークショップを行う。「毎年少しずつ力を入れている」というNPO団体が集まるブースでは、がん患者の支援を行う「リレー・フォー・ライフ・ジャパン・佐賀」のハンドマッサージサービス、「佐賀県赤十字血液センター」(佐賀市八丁畷町)の、献血した人に「poco a bocco」が販売する「モカロール」を進呈するなど、4団体が企画を用意する。
寺野さんは「前回イベントに来場した飲食店のオーナーさんが今回出店をしていたり、サポーターになってくれる企業さんが出てきたりするなどコーヒーフェスタが『poco a bocco』のネットワークになってきた。この輪を生かして佐賀のおいしいコーヒー店やNPO団体の活動をたくさんの人に知ってもらえれば」と話す。
開催時間は10時~16時30分。入場無料。コーヒーはチケット制で5枚つづり1,000円(イベント専用カップ付き)。