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アーティスト・ミヤザキケンスケさんが「いちごさん」シューズ制作 佐賀県知事が注文

ミヤザキケンスケさんが制作した「いちごさん」シューズ

ミヤザキケンスケさんが制作した「いちごさん」シューズ

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 佐賀市出身アーティストのミヤザキケンスケさんが2月17日、佐賀県が販売するイチゴ「いちごさん」をデザインしたオリジナルシューズを制作した。

シューズかかとに描いた「いちごさん」のキーワード「20」「7」の数字

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 世界各地で現地の子どもたちと壁画を描くプロジェクト「Over The Wall(オーバー・ザ・ウォール)」に取り組むなど国内外で活躍するミヤザキさん。2015年11月に東京都内で開かれた佐賀県主催のパーティーに県出身クリエーターとして出展したブースに、ミヤザキさんがオリジナルペイントした靴を展示したところ、山口祥義知事の目に留まり、知事が個人的に佐賀県をPRするペイントシューズの依頼したことがきっかけで制作したシューズの3足目。1足目はサガンブルーを基調に、有田焼、唐津くんち、吉野ヶ里、佐賀平野、佐賀牛、呼子のイカ、バルーン、佐賀米などをあしらった佐賀県のPRシューズ、2足目は昨年開催された「肥前さが幕末維新博」をデザインしたシューズを制作した。

 今回制作した「いちごさん」シューズは、昨年11月に佐賀県が販売開始したイチゴの新品種をデザインしたものでサイズは27センチ。「いちごさん」の特徴の形、果実と果肉が赤色のイチゴを両足に20個ほど描き、「ミヤザキさんらしいテイストを出してほしい」という知事の要望に応え、青い服を着た女の子「いちごちゃん」というオリジナルキャラクターが「いちごさん」と戯れる様子を描いた。正面ベロ部分の左足には「いちごさん」のロゴ、右足には1万5000の試験株から選ばれた品種という意味の「15,000」、かかとには20年ぶりの新品種という意味の「20」、開発に7年かかったという意味の「7」とそれぞれ数字を描いた。

 ミヤザキさんは「オーダーに合わせてデザインした靴の『作品』が動いていくのにはやりがいがある。知事のオーダーで自分の世界を盛り込み、会話のきっかけにもなるシューズを完成させることができた。これからいろんなところに連れていってもらえると思うので、シューズをきっかけに会話が始まるとうれしい」と話す。

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