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佐賀市内に卵の自動販売機 三瀬の養鶏場が朝採れ平飼い卵販売

「三瀬夢卵」の自動販売機

「三瀬夢卵」の自動販売機

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 佐賀市内3カ所に1月28日、養鶏場「三瀬ひなた鶏舎」(三瀬村藤原字岩屋)が朝採れ平飼い卵の自動販売機を設置した。

「三瀬夢卵」Mサイズ10個入り

 設置場所は、佐賀市神園2丁目の県道267号線の学校前通り沿い、巨勢町大字修理田の県道51号線(旧国道34号線)の曲里交差点付近、久保泉町と金立町にまたがる県道48号線と県道294号線が交差する村徳永交差点付近の3カ所。

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 同養鶏場は、佐賀県内でベーカリーや洋菓子店、レストランを展開する「ムーラン・ルージュ」(兵庫北7)の石井利英社長が「卵にこだわったバウムクーヘンを作りたい」と2017年5月に設立。「味はもちろん、割った時の見た目でも分かる卵を産んでもらいたい」と佐賀市北部・三瀬の山間に平飼いで育て、飼料はメーカーと一緒に試行錯誤し、マリーゴールドやパプリカ、シナモンなどを配合したえさを使う。卵は「三瀬夢卵(ゆめたまご)」と名付け、同卵を使ったバウムクーヘン「三瀬バウム」は直営の洋菓子店「パティスリー・シュシュ」で販売している。

 卵そのままの良さを味わってもらおうと、同社店舗や市内の一部直売所でも販売しているが、手にしてもらえる場所を増やしたいと自動販売機の設置を決めたという。石井社長は「こだわって生産した卵だけにスーパーなどで販売する卵とは価格差が大きいため、なかなか取り扱ってもらえない。良さを直接伝えるための卵専門店も考えたが経費を考え、無人販売できるものに決めた」と話す。石井社長によると、既存店舗の駐車場を間借りして自動販売機を設置することも考えたが、店の駐車場が混雑して買えないということがないよう、販売機と数台分の駐車スペースを確保できる場所を借りて設置したという。

 ラインアップは「Mサイズ10個入り」(400円)、「同20個入り」(780円)、規格外品「ふぞろいの卵たち30個入り」(1,000円)。石井社長が毎朝三瀬の養鶏場に卵を採りに行き、9時~11時にかけて3カ所の自動販売機に補充しているという。新鮮さにこだわり、前日の卵は補充時に全て当日の朝採れ卵に入れ替える。

 石井社長は「少しでも納品の手がかからないよう一般的なロッカー式の販売機ではなく大き目の販売機を用意した。当面は自分が納品しに行くが、売れ行きが良くなったら1日2回納品も考えないといけない。経費とのバランスを見ながら、平飼い新鮮卵を手にしてもらえるようにしたい」と話す。

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