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佐賀で大河ドラマクロストーク 佐賀の偉人演じた平泉成さん、迫田孝也さんが登場

学生時代バレーボール部だった迫田孝也さんに「レシーブの姿勢は時代劇の殺陣でも生かされる」と席を立ち熱弁する平泉成さん

学生時代バレーボール部だった迫田孝也さんに「レシーブの姿勢は時代劇の殺陣でも生かされる」と席を立ち熱弁する平泉成さん

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 NHK大河ドラマ「いだてん」で大隈重信を演じた平泉成さんと、「西郷どん」で江藤新平を演じた迫田孝也さんのトークショー「『いだてん』×『西郷どん』大河クロストーク!in佐賀」が1月20日、佐賀県立美術館ホール(佐賀市城内1)で行われた。

大河クロストークで佐賀での「聖地巡礼」を振り返る平泉さんと迫田さん

 2018年の「西郷どん」と今年の「いだてん」の二作連続で大河ドラマに肥前佐賀藩の偉人が登場したことから企画した同イベント。佐賀県庁企画課の円城寺雄介さんは「佐賀は『薩長土肥』の中で唯一大河ドラマの主役がない。だからこそ作品の枠を超えたクロスオーバー企画を考えた」と話す。

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 迫田さんによると、平泉さんとの出演は1月10日放送のNHK番組「ごごナマ」以来で、じっくり話をするのは今回が初めてという。会場では、平泉さんが大隈重信と江藤新平にまつわる場所を回った「聖地巡礼」のことや、佐賀の印象、「いだてん」が描かれる1964年ごろの自身の思い出に触れた。大隈と江藤の印象を問う観客への事前アンケート紹介で、大隈が作中で使った「『~であるんである』のセリフ」と回答が読み上げられると、平泉さんが「あるんである」を即席で再現する一幕もあった。江藤にも「圧が強い」「青い炎のよう」などの回答が寄せられ、迫田さんがツッコミや考察を交えつつ会話を盛り上げた。司会を務めたタレントの小栗さくらさんが「藩主の鍋島直正や江藤、大隈のように佐賀には功績のある人物も多い」と話すと、「佐賀を舞台にした大河ドラマも面白いのでは」と平泉さんが返し、会場からは拍手が湧いた。

 大河ドラマでの出演シーンの話題で平泉さんは「本番では大隈らしさを出すため、髪にドーランを塗って自然な白髪に見えるようにした。額も元からあったしわに鉛筆で線を入れ、自然な影に見えるよう工夫した」と撮影秘話を明かした。江藤新平の話題の中では、観客席から「江藤は謀反を起こしたのではない」との合いの手に迫田さんが「そうです」と即座に返す場面もあった。最後に平泉さんと迫田さんが壇上でがっちりと握手を交わすと、ひときわ大きな拍手に包まれた。

 トークショーを終え、平泉さんは江藤新平について、「『西郷どん』での印象が強い。当時としては珍しく畳の上で亡くなった大隈と対比すると、佐賀の乱での戦死はもったいないという思いもあるが、『ここで亡くなったのも一つの形』とも思える」と話す。迫田さんは大隈重信について、「『西郷どん』から『いだてん』までを見て、大きくなったなと思った。かつて一緒に学び仕事をした仲の人物が、自分が死んだ後も月日をかけて日本の礎を築いていったのを見て、胸が熱くなった」と話す。

 平泉さんは「初対面の迫田さんは大きな目が印象的で『二枚目』というイメージが先行していたが、話していくうちに彼の内面がどんどん見えてきて、楽しい時間を過ごすことができた。今後年齢を重ねていくにつれてどういう俳優になっていくのか楽しみ」と笑顔を見せる。迫田さんは「平泉さんとは今回が初めての共演で、最初は自分よりもかなり先輩だということから緊張していた。実際にお話しするとまるで父親のような温かい雰囲気でホッと安心した。本番でもリラックスした時間を過ごせた」と振り返る。

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