「吉野ヶ里歴史公園」(神埼郡吉野ヶ里町田手)で12月8日、ライトアップイベント「吉野ヶ里 光の響」が始まる。
祭祀(さいし)に太陽が多く用いられた弥生時代、一年で夜が一番長く季節が春に向かう年の始まりの日を祝っていたという冬至に合わせて、環壕集落など弥生時代の遺跡や建物を光で演出する。
見どころは公園メインの建物「主祭殿」のライトアップ、吉野ヶ里の支配者層が生活をしていた場所とされる「南内郭」広場に5500個のキャンドルの紙灯籠をともし、マスコットキャラクター「ひみか」と「やよい」のきょうだいを描いた地上絵を展開する。キャンドル装飾のための設置作業を手伝うボランティアの事前申し込みも現在受け付けている。
19時30分からは「南のムラ広場」で熱気球のバーナーによる光と音楽を組み合わせた「夜間係留(ナイトグロー)」を行い、園が所有する「ひみか号」など佐賀の熱気球が参加。イベントの最後に花火の打ち上げも予定する。
同公園管理センターの行徳和明さんは「幻想的な弥生の雰囲気をぜひ味わってほしい」と呼び掛ける。
開催日は12月8日・9日・15日・16日、22日~24日。開催時間は17時~21時(最終入園は20時30分)。17時以降の入園料は、大人=280円、65歳以上=200円、中学生以下無料。