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佐賀城のお堀、市民が作る明かりで彩る 「水鏡プロジェクト」今年も

第2回「水鏡プロジェクト」の様子

第2回「水鏡プロジェクト」の様子

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 佐賀城周辺のお堀に美しい景観をつくり、新たな佐賀の風物詩にしようと、「第3回水鏡プロジェクト」が9月8日、佐賀城公園南堀(佐賀市城内1)で行われる。主催は佐賀県建築士会。

ワークショップ参加者が作った灯籠を手に笑顔を見せる佐賀県建築士会のメンバー

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 プロジェクトでは、佐賀城のお堀の水に灯籠を浮かべてつくり出す幻想的な景観をお堀端から眺めるほか、和船で遊覧も開催する。同会の川崎康広さんによると、事務局がある城内地区は、昼間の景観は良いが付近に住宅が少なく夜になるとあたりは真っ暗になるため、夜の景観も美しくしたいと企画したという。2016年の第1回は地元の人たちだけでこぢんまりと行ったが、第2回は参加者が増え、和船遊覧の受付に行列ができるほどだったという。

 3回目となる今回は、「未来へ繋(つな)ぐ今宵(こよい)だけの特別な時間」をテーマに、灯籠の数を前回の300個から400個に増やした。8月19日には佐賀市街なか交流広場「656(むつごろう)広場」(呉服元町2)でお堀端の景観を飾るための「灯(あか)り作りワークショップ」を開き、多くの親子連れが絵の具やクレヨン、マスキングテープなどを自由に使って灯籠に使う和紙を装飾。色とりどりで個性ある作品を完成させた。

 川崎さんは「佐賀らしいゆったりとした雰囲気の中、みんなで作った灯籠に明かりが灯る風景を一人でも多くの方に見に来てもらい、『水鏡プロジェクト』を佐賀の新しい風物詩にしたい。このプロジェクトをきっかけにお堀端に集まった人たちが交流する機会を持ち、それが未来をつくる地域コミュニティーの形成につながれば」と話す。

 開催時間は19時~21時。和舟遊覧は18時30分から受け付け、19時開始。15分ごとに6回程度の運行を予定。1回の乗船は8人。

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