JR佐賀駅北側の飲食店・居酒屋17店が参加する飲み歩きイベント「第1回SAGA(サガ)北え~くろう酒」が、10月27日から開催される。
佐賀駅北口近くで宿泊施設とバーを運営する「佐賀インターナショナルゲストハウス」(佐賀市神野東2)店長の高瀬伶(れい)さんが今年8月、「飲食店が立ち並ぶのに人通りが少ない駅の北側で店舗を飲み歩くイベントをしたい」と、同店の常連客で「九州電力佐賀支社」(神野東2)の照山太一さんと田中勇輝さんに企画を持ちかけた。同社で地域社会貢献活動にも携わり「お酒好き」という照山さんと「街を活性化させるいいアイディア」と考えた田中さんが高瀬さんの提案に賛同し、「酔っぱらう」を意味する佐賀弁「えーくろう」を冠したイベントを企画した。
イベントでは、受刑者の刑務作業に作陶を取り入れている「佐賀少年刑務所」(新生町2)が製作したおちょこと、縫製作業で障がい者自立支援を行う就労継続支援事業所「DE・TE・KO・I(でてこい)」(白山2)が製作したおちょこ用巾着袋を組み合わせた「特製おちょこ」を用意。事前購入でおちょこが「参加証」となり、各店が独自に用意するお酒とおつまみの限定セットを500円で注文できるほか、期間中5店舗でスタンプを集めると抽選で佐賀の純米大吟醸酒が当たるプレゼント企画も行う。
10月27日の初日は17時から佐賀駅北口で鏡開きと酒を振る舞うキックオフイベントを開催。「特製お猪口」を持参すると振る舞い酒が飲み放題にするという。
高瀬さんは「駅北の約40店に参加を呼び掛け、17店の協力を得られたのは上出来。500円でお酒が楽しめるので、行ったことにないお店にも足を運び、行きつけのお店を見つけてもらえたら」と話す。
照山さんは「佐賀インターナショナルバルーンフェスタと開催時期を合わせ、最も観光客が訪れる時期を狙った。駅周辺に宿泊する人に観戦後に飲み歩きにきてほしいし、自分自身も飲み歩きたい」と話す。「イベントが定着し、飲食街が新たな出会いと交流の場になれば」とも。
田中さんは「佐賀駅北側は本当にいい飲食店や居酒屋が多いので、ぜひいろんなお店を知るきっかけにしてほしい」と呼び掛ける。
参加証の「特製おちょこ」は、70ミリリットル入り=800円、40ミリリットル入り=500円。「佐賀インターナショナルゲストハウスHAGAKURE」(TEL 0952-97-7384)とローソン九電佐賀ビル店(TEL 0952-60-2084)で販売するほか、キックオフイベントでも販売する。
11月4日まで。