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佐賀城本丸歴史館「子ども維新ラボ」のチョークアートが話題に 佐賀大生が制作

チョークアートを制作した佐賀大3年生の江川由衣さん

チョークアートを制作した佐賀大3年生の江川由衣さん

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 佐賀城本丸歴史館「こども維新ラボ」(佐賀市城内2)で現在、佐賀大学の女子学生が描いたチョークアートが来場者の間で話題になっている。

「イベントの内容によって絵も変える」というチョークアート

 同作品を手掛けたのは、同館でアルバイトスタッフとして働く佐賀大学芸術地域デザイン学部3年生の江川由衣さん。もともと絵を描くのが好きで高校時代は美術部に所属していたという江川さんは、館内の子供向けブース「こども維新ラボ」の壁に取り付けられた縦150センチ横260センチの黒板を見て、チョークアートの制作を思い付いたという。

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 江川さんは「私がアルバイトを始めた7月半ばにも、何人かのスタッフが黒板に文字やイラストを書いているのを見た。ブース担当スタッフが『夏休み期間中のイベントに合わせて黒板の内容も書き直したい』と話しているのを聞いて、趣味だった絵をしばらく描いていないこともあり、やってみたいと申し出た」と話す。

 チョークアートに使った道具は、赤や黄など7色のチョークと、文字やイラストを書き直す際に跡が残らないよう使うというウェットティッシュ。ラフスケッチも含め、完成には3日を要した。指や横倒しにしたチョークでぼかしを入れて物の立体感を出す、文字を読みやすくするため黄や赤を多用するなどこだわりを詰め込んだ。

 「来館者からの評判は上々で、制作中、小さい子からいきなり肩を叩かれ、『おねえちゃん、すごいね!』と言われた。足を止めて写真を撮る海外観光客や、中学生たちが黒板前に固まってブースの入り口がごった返したこともある」と江川さん。

 「実際に描き始めた頃は紙に鉛筆で描くのとまったく違う『チョークアート』に戸惑う点も多く、苦労した点もたくさんある。モノクロで描いたスケッチにどう色をのせようか悩み、制作過程を見ていた子どもたちに相談してデザインを決めたこともあった。完成したチョークアートを見た来場者から反応があった時はとてもうれしかった」と話す。

 「夏休み期間中のイベントが全て終わるまで、チョークアートは細かいアップデートをしながら残していくつもり。少しずつ変わる内容にも目を通して、本丸に来るきっかけにしてもらいたい」とも。

 開館時間は9時30分~18時。

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