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佐賀城本丸歴史館で特別展「肥前さが幕末維新の『人』」 幕末佐賀藩の人物を紹介

「大隈重信のガウンのレプリカ」らを背に写る、佐賀城本丸歴史館の竹本翔さん

「大隈重信のガウンのレプリカ」らを背に写る、佐賀城本丸歴史館の竹本翔さん

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 佐賀城本丸歴史館(佐賀市城内2)で現在、特別展「肥前さが幕末維新の『人』-佐賀の人づくりが近代日本を支えた-」が開催されている。

当時函館に出征した佐賀藩士たちの写真と、彼らが使用したスタール銃やエンフィールド銃など展示の一部

 現在開催中の「肥前さが幕末維新博覧会」に合わせて企画した同展。維新博メイン会場「幕末維新記念館」が掲げる「技」「人」「志」の3テーマになぞらえた連続展の第2弾。

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 佐賀城本丸歴史館企画学芸課の竹本翔さんは「佐賀藩の『技』である科学技術や日本の近代化も、すべて『人』の存在が始まりといえる。佐賀藩の歴史を、当時活躍した『人』の観点から学んでもらえる展示にしたいと思い企画した」と話す。

 展示は館内の「外御書院」の「三の間」と、特別企画室である「御小書院」の2部屋で行う。「外御書院」では「大隈重信着用ガウンのレプリカ」「函館出征の佐賀藩士たちの写真」ほか、「同展のフォトスポット」(竹本さん)という、内閣の組閣写真をイメージした「佐賀の偉人33人集合写真」を展示。「御小書院」では、佐野常民による数学の学習ノート「数理時習」や、大木喬任が初代文部卿を務めていたころに起草された「文部省学制原案」など、佐賀出身の偉人に関する実物資料を展示する。

 同館学芸員の芳野貴典さんは「国立公文書館や理化学研究所、県内のさまざまな資料館からこの展示のために借りた資料もある。西郷隆盛や山県有朋らに混じって、大隈重信や副島種臣など佐賀藩の人物6人の名前が記された明治5年の鉄道開通式の座席表など、歴史が好きな人にとって『感動もの』といえる資料もあるので、じっくり目を通してほしい」と話す。

 竹本さんは「大隈や江藤といった有名な人物はもちろん、黒田チカや志田林三郎など多分野で活躍した佐賀の偉人についても分かりやすく紹介している。子どもから大人まで、どの世代の人でも楽しく分かりやすく学べるようにしているので、ぜひ足を運んでほしい」と呼び掛ける。

 開館時間は9時30分~18時。観覧無料。9月9日まで。

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