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佐賀で「おにぎり選手権」 大学生が地元食材使ったおにぎりのアイデア競う

参加者におにぎりを提供する学生たち

参加者におにぎりを提供する学生たち

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 656(むつごろう)広場(佐賀市呉服元町2)で2月24日、「第1回おにぎり選手権」が開催された。主催はまちづくり機構ユマニテさが。

選手権で優勝した西九州大学調理製菓専門学校の学生たち

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 「佐賀城下ひなまつりに訪れた観光客をおにぎりでおもてなしすると同時に、『さがびより』とのりをはじめとした佐賀の食材をPRしたい」という考えから開催された同イベント。佐賀大学で地域研究の考え方や手法を学ぶ「地域創生学IV」受講者、西九州大学、西九州大学佐賀調理製菓専門学校の3つのチームの学生が考案したおにぎりをそれぞれ3種類ずつ出品、来場者からの1人1票の投票によって「優勝おにぎり」1品を決めるという。

 当日は100人を超す客が審査に参加、学生のアイデアが詰まったおにぎりを味わった。佐賀大学のチームは有田鶏と伝統野菜の戸矢カブを使った「桜」、戸矢カブの菊花漬けと葉漬けを使った「梅」、シラスの佃煮とエゴマを使った「桃」の3品、西九州大学のチームは佐賀牛を使いサイコロ状の形にした「コロコロ」、小豆やきな粉、黒ごまを使用した「甘じょっぱいお昼の情事」、佐賀県産のタケノコやニンジンを使った「千蕾姿」(ちらし)の3品、西九州大学佐賀調理製菓専門学校から三瀬鶏を具にした「鳥りぎり」(とりぎり)、エビと玉子をのせた「佐賀ん寿司」、大豆・枝豆を使い、レンコンをのせた「美容にぎり 健康をあなたに」の3品をそれぞれ出品した。

 おにぎりを食べた後、出場チームに直接感想や応援の言葉を掛ける客もおり、出品に参加した学生は「小さい子どもがブースに来て『きな粉のおにぎりおいしかった』と話してくれた時は、癒やされると同時にうれしくなった」(西九州大学 福島有彩さん)、「ブースに来た多くの方に、『梅』の見た目がかわいいと褒められた」(佐賀大学 下野優伽さん)と話した。

 開始から1時間でおにぎりは完売。集計の結果、西九州大学佐賀調理製菓専門学校の「佐賀ん寿司」が優勝おにぎりに輝いた。代表の松本陸さんは「味付けはもちろん見た目や名前まで細かく考えたかいがあった。小さい子どもたちが満面の笑みを浮かべてかぶりつくのを見たときは特にうれしかった」と話す。田代勇さんは「世代もばらばらな多くの人々が目の前で自分たちの作品を食べ、『おいしかった』と声を掛けてくれることは、学校の講義の場では経験できない。調理を専門に学ぶ身として幸せな経験をした」と話す。

 「ユマニテさが」の古賀さんは「客はもちろん、おにぎりを握った学生たちも終始イベントを楽しんでいたのを見てうれしかった。今後は出品校を増やし、学生たちが観光客や地元の人々の声を直接聞く学びの場としてイベントを育てていきたい」と振り返る。

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