「佐賀城本丸歴史館」(佐賀市城内2)で8月21日、佐賀県産品を使った朝ご飯を推進する「あさご藩」の親子体験イベント「最高の朝ごはん」が開かれた。主催は佐賀県。
山口祥義知事、はなわさん、「幕末・維新 佐賀の八賢人おもてなし隊」が寺子屋の雰囲気の中、佐賀県の歴史を「授業」した
「朝で『佐賀』つく最高の朝ごはんを」をテーマに、県流通・通商課が「かつてこの国を変えた原動力は『朝ごはん』にあった」とする架空の藩「あさご藩」を7月に立ち上げ。ナイツの塙宣之さん、はなわさん、優木まおみさん、江頭2:50さんら県出身タレントが出演した同藩の時代劇ムービー「全米が、炊けた。あさご藩 ~ a saga breakfast saga ~」も作った。
同イベントには抽選で選ばれた15組30人の親子が参加。同館「外御所院」を寺子屋に見立て、山口祥義知事やはなわさんと一緒に佐賀県の食材について学んだ後、フードスタイリストの飯島奈美さんが監修した「最高の朝ごはん」を実食した。
メニューは「さがびより」のご飯、「佐賀牛の角切りしゃぶしゃぶ生姜(しょうが)おろし」「呼子のイカのなめろう 唐津産赤ウニ乗せ」「佐賀産トマトと大根おろしの甘酢和(あ)え」「ざる豆腐のすまし汁」の一汁三菜。
同イベントの朝食を準備した「旅館あけぼの」(佐賀市中の小路)のおかみ、音成洋子さんは「前日から仕込みとお膳の運び込みを始め、朝5時から調理を始め、提供にこぎ着けた。今回の食材は全てを佐賀産でそろえた。この料理を当館で提供するとなると3,000円でも合わないくらい豪華な朝ご飯。このイベントが県の食材の質の高さを知ってもらうきっかけとなって、改めて『朝ごはん』文化が広がれば」と話す。