佐賀市三瀬村の自家製ウインナーレストラン「アーノヴルストカーテ」敷地内に12月22日、ナポリピザ店「三瀬ピッツァジーノ」がオープンした。
ナポリピザ職人とウインナー職人のコラボメニュー「三瀬ピッツァ アーノ」
店主の沖津健さんが「佐賀で本格的なナポリピザを提供したい」と2013年、佐賀市に本店をオープンした。同店は2号店にあたる。沖津さんは、2015年9月、イタリア・ナポリで行われたナポリピッツァ職人協会認定試験に合格し佐賀県初の認定職人となり、2016年6月には、イタリア政府公認の「真のナポリピッツァ協会認定店」に佐賀県で初めて選ばれた。
2017年2月から「ナポリピザを三瀬で提供したい」と2号店オープンに向けて動き出していたが、人材や場所などの課題で思うようには進まなかったという。かねて飲食業仲間として親交のあった「アーノヴルストカーテ」店長の竹原健二さんに相談したところ、沖津さんの意向に共感し同店敷地内への出店が決まった。竹原さんは「店の雰囲気からか以前から『ピザはないの?』と聞かれることはあった。ピザの専門職、それもイタリア政府公認の本格ナポリピザ店が来てくれるなら、こちらとしてもうれしく、一緒に村の活性化につなげていけたら」と話す。
メニューは、「マルゲリータ」(1,000円)、黄色いトマトソースを使った「黄金のマルゲリータ」(1,000円)、マルゲリータにスイートコーンとベーコンをトッピングし「子どもでも食べやすい」という「マイス」(1,300円)、4種のチーズを載せて焼き蜂蜜を添えた「クワトロフォルマッジ」(1,500円)などのほか、薫製モッツァレラチーズ・チェリートマト・ナポリサラミを載せた「三瀬ピッツァ ジーノ」(1,500円)、ウインナー職人でもある竹原さん手製のウインナーを具材に使った「三瀬ピッツァ アーノ」(1,500円)など。価格は、わざわざ三瀬まで来てくれる客に感謝の意を込め、本店に比べてリーズナブルに設定しているという。
沖津さんは「ピザに使う小麦粉やトマト、オリーブオイルなどはイタリアのものを使っているが、野菜などの具材は積極的に三瀬産を使っていきたい。佐賀にいながら世界水準を目指して磨きをかけてきた当店の味を、三瀬の人たちが『この村の自慢のピザ』として自信を持って外に発信してくれたらうれしい」と話す。
営業時間は11時~17時。