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佐賀のナポリピッツァ店がユニホーム刷新 常連客や全国の同業店から制服の注文相次ぐ

「PIZZERIA DA GINO」店主の沖津健さん(写真左)

「PIZZERIA DA GINO」店主の沖津健さん(写真左)

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 佐賀市のナポリピッツァ店「PIZZERIA DA GINO(ピッツェリア ダ・ジーノ)」(佐賀市神野東3)が4月7日にリニューアルを決めた新ユニホームのポロシャツに現在、常連客や全国の同業店主から注文の問い合わせが相次いでいる。

常連客や全国の同業店主から思わぬ「注文」が相次いだ同店オリジナルポロシャツ

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 「佐賀市内の老舗ピザ店で初めてナポリピッツァの世界に触れた」という店主の沖津健さんが、「イタリアの大衆食堂」をイメージして2013年12月に「KEN’S DINING」の店名で開いた同店。

 沖津さんによると、当初はイタリアの食堂を意味するイタリア語での店名を考えたが、「まずは地域の方に店名を覚えてもらいたい」とシンプルな店名にしたという。

 沖津さんは「本格的なナポリピッツァを提供したい」とナポリピッツァ世界チャンピオンの牧島昭成さんの教えを受けながら昨年9月、イタリア・ナポリで行われたナポリピッツァ職人協会認定試験を受験し合格。佐賀県初の認定職人となった。

 「認定をきっかけに、ナポリからまき窯を導入し、イタリア食文化発信の意味を込めて現在の店名に改めた」と沖津さん。店名の「GINO」は、昨年のイタリア滞在中、雰囲気が似ていることから現地で「兄弟」と呼ばれたイタリア人のジーノさんからとった。

 同店はこれまで同業店の応援を兼ねて、佐賀県外のピッツァ店のポロシャツをユニホームとして着用してきたが、現在の店名では初めての「ユニホーム」の新調を決め、地元のデザイナーにポロシャツデザインを依頼。完成したユニホームを沖津さんがフェイスブックで公開した所、販売目的ではなかったにもかかわらず常連客や全国の同業店主からサイズや色を指定する注文が相次いだという。

 沖津さんは「思わぬ反響に驚いているが、私以上に担当したデザイナーも喜んでいる。これからもナポリピッツァを中心としたイタリアの食文化を発信するとともに、人と人をつなぐコミュニケーションの場を通じて地域に還元できる店を目指したい」と意気込む。

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