移動式カフェバー「utau(ウタウ)」が9月22日、佐賀市三瀬村を拠点に営業を始めた。
移動式カフェバー「utau」で販売する「あまざけスムージー」
店主の田邉勇志さんと妻の里美さんは10年ほど前に三瀬村に移住した夫婦で、勇志さんは佐賀県内や福岡県内の酒蔵で蔵人(くろうど)として、里美さんは福祉系の施設で、それぞれ仕事をしていたが、「三瀬を拠点に仕事をしたい」という気持ちが高まり、勇志さんの蔵人の経験を生かしたカフェバーの出店を検討。しかし、三瀬での固定店舗営業は季節によって来店客数に波があると感じたことから、佐賀市内にも福岡市内にも同じ時間でアクセスできる距離を生かし、三瀬を拠点に佐賀市内や福岡市内に出店し、三瀬の魅力も発信する移動式店舗を開いた。
ラインアップは、米こうじで作り、滑らかな口当たりに仕上げたという「あまざけ」や「あまざけ豆乳」(以上500円)、女性に人気があり、季節や仕入れによって合わせる食材を変えて提供する「あまざけスムージー」(550円~)のほか、出店場所に応じて、アルコールやノンアルコールドリンクなどをメインに用意したり、コーヒーやソフトドリンクをメインに用意したりして対応する。現在、三瀬で週2日、佐賀市内で週1日、福岡市周辺で週1日営業し、週末はイベント出店している。
勇志さんは「出店先のニーズに応じたラインアップを用意し、相乗効果が得られるような営業を目指している。妻の経験を生かして福祉施設も回り、お客さまにカフェタイムを楽しんでもらうなど、各地で活動しながら三瀬のアピールもしていきたい」と意欲を見せる。
出店スケジュールはインスタグラムで知らせる。