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佐賀のサムギョプサル専門店「美豚」が移転 トンテキ店「さらめし」も

サムギョプサル専門店「美豚」を経営する「JCK」社長の韓冬梅さん(後列左から3人目)とスタッフ

サムギョプサル専門店「美豚」を経営する「JCK」社長の韓冬梅さん(後列左から3人目)とスタッフ

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 サムギョプサル専門店「美豚(びとん)」(佐賀市大財3、TEL 080-3906-6080)が大財(おおたから)に移転して、7月1日で1カ月がたった。

サムギョプサル専門店「美豚」のサムギョプサル

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 英語・中国語・韓国語の通訳者の派遣事業などを手がける「JCK」(同)が経営する同店。社長の韓冬梅さんは中国・吉林省東南部の延辺朝鮮族自治州出身。中学校から日本語を学んだことがきっかけで来日し、佐賀大学を卒業した。2013(平成25)年に現在の会社を立ち上げ、当時、事務所を構えていた佐賀バルーンミュージアム近くのビルの2階に2017(平成29)年6月、トンテキランチの専門店「さらめし」を開き、周辺で働く人を中心に人気を集めた。2020年からのコロナ禍や本格的な翻訳アプリの普及で通訳者の派遣事業を大幅に縮小したことから同じビル1階にサムギョプサル専門店「美豚」を開き、韓国好きの女性を中心に多くの利用があった。

 移転のきっかけは、倉庫や事務所として使われていた3階建ての物件を取得したことから。今後、韓国や台湾、香港や中国からの旅行客をターゲットにしたゲストハウスの開設を見据え、「美豚」「さらめし」の2店舗ともに4月30日に閉店。1階・2階を使い、夕方以降に営業を行う「美豚」を6月1日にオープンした。当初、同所でランチタイムに営業する「さらめし」も同じ日のオープンを予定していたが、スタッフの確保ができず、8月5日にオープンするという。

 席数は1階28席(カウンター含む)、2階10席。メニューは、「サムギョプサル」(1人前1,888円)や「鉄板ピビンパプ」(同888円)(以上、2人前~)をメインに、「キムチチゲ」(788円)などのチゲメニューや「キムチチヂミ」(988円)などのチヂミメニュー、一品料理も用意する。「チーズタッカルビ」「カムジャタン」(以上、1人前2,188円、2人前~)など一部メニューは前日までの注文が必要。飲み放題付きのコースも用意する。

 韓さんは「学生の頃から世話になっている佐賀に恩返しするつもりで、これまでさまざまな事業を行い、おかげで時代にも恵まれた。今後、ゲストハウス開設通じて、地元はもちろん、佐賀を訪れる旅行客にも喜んでもらえる展開を目指したい」と意欲を見せる。

 営業時間は17時~23時。日曜定休(「さらめし」は11時30分~14時、土曜・日曜定休予定)。

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